2023.3.31
日本のタイル100年-美と用のあゆみ-
開催期間:2023.03.11(土)〜08.20(日)
開園時間: 9:30~17:30 (入園は17:00まで)
休 園 日:月曜日 ※月曜日が祝休日の場合はその翌日※3.20・27、4.3、5.1は開園
主 催:東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 江戸東京たてもの園
企 画:INAXライブミュージアム、多治見市モザイクタイルミュージアム、江戸東京たてもの園
監 修:藤森照信 (建築史家、建築家、東京都江戸東京博物館館長)
※新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、展示室内は人数制限を行う場合があります。
本展は、INAXライブミュージアム、多治見市モザイクタイルミュージアムと江戸東京たてもの園の3館共同企画により開催する、日本におけるタイルの源流と歩んだ歴史を探り、未来へ向けた第一歩を見出そうとする巡回展です。
古代エジプトが起源とされるタイルは、その耐久性と汚れを落としやすい特性から世界各地に広まり、日本へも様々な地域を経由して伝わりました。
そして伝来の経緯から様々な名で呼ばれていたこの薄板状のやきものは、西洋建築の隆盛や生活様式の変化により需要の高まる1922年(大正11)に統一して「タイル」と呼ぶことが定められました。以後、地震や戦争などの大事を経ながら、暮らしや都市の変化に合わせた日本のタイル文化が花開きます。
本展では、名称統一以前までに醸成されてきたタイル文化の変遷を辿りながら、台所、トイレや洗面所、ビルや大学、地下鉄の駅、銭湯など、さまざまな場で多種多彩に使われてきた日本のタイル100年のあゆみを時代背景とともに紹介します。
本展を通して、美と用の間でタイルが果たしてきた役割を振り返り、暮らしや建築の未来を考える機会となれば幸いです。
柿右衛門色絵応龍文陶板 17世紀
写真提供:前坂晴天堂
子宝湯浴室のタイル 1929年(昭和4)
江戸東京たてもの園内