タイル名称統一百周年

BEYOND 100 YEARS
BEYOND TILE

名称のその先へ。

西暦588年頃、仏教建築と共に伝来した瓦や(せん)
中国の製造技術をもとに日本初の本格的な
寺院「飛鳥寺」が建立され、
建材として用いられた
瓦が、日本におけるタイルのルーツだといわれています。
それから時代の流れと共に、敷瓦、腰瓦、壁瓦、
貼付煉瓦、化粧煉瓦など、様々な名前で
呼ばれるようになり、
“タイル”という名称に
統一されたのは1922年(大正11年)。
東京で開催された、全国タイル業者大会で制定され、
2022年4月12日、節目となる100周年を迎えます。

戦後、高度経済成長期を迎えると、
タイルの在り方も形を変え、
工業製品としての
高性能な品質と正確な規格、そして機能美が
求められました。
それと同時に、焼き物としての
情緒や美しさ、豊かな意匠性を併せ持つ
理想の建築材料としての永続性を追求し、
切磋琢磨してきました。

今、名称統一100周年を迎えるこの機会に、
「次の100年」を想像してみます。
そして、“タイル”という概念を越えて、
日本が世界に誇れる美意識や創造性を携えた、
まだ見ぬ「未来のタイル」へと、新たな一歩を進めます。

100年を超え、概念を超え、「名称」のその先へ。

まっさらな気持ちで、ここからまた創めよう。
次の100年に向かって。

NAME STANDARDIZATION 100TH ANNIV

2022.4.12
NAME STANDARDIZATION
100TH ANNIV.
"Kawara" and "Sen" were introduced to Japan
around 588 AD along with Buddhist architecture.
They were used as building materials in the
construction of "Asukadera",
the first full-scale temple in Japan, based on
Chinese manufacturing techniques.
These Kawaras are said to be the origin of "tiles" in
Japan. As time went by,tiles were called
by various names such as shikigawara,
koshigawara,kabegawara, haritsukerenga,and
keshorenga.
It was in 1922 that the name "tile" was standardized
at the Japan Ceramic
Tile Manufacturers Convention
held at the Peace Memorial Exposition in Tokyo.
On April 12, 2022, we will celebrate the
100th anniversary of this milestone.